14.11.09

今週のSci-Fiニュース - もういいです世界の終末は

2012年ネタが多かった今週。だが、ずっと昔ノストラダムスですっかり免疫ができてしまった自分としては、あまり関心がわいてこず。ハリウッド映画の『2012年』が、脱力系ローランド・エメリッヒ監督作だというのも影響してるかも。
恐怖心をあおる2012年終末説ブーム

そんなエメリッヒは『インディペンデンス・デイ』の続編2作を企画中だとか。
まあ止めはしないが、今度こそ異星人には本気出して地球侵略してもらいたいもんです。

竹内結子、米TVドラマ「フラッシュフォワード」に出演!
真田広之の『LOST』出演ニュースに続いて、日本の俳優。誰か仕掛け人がいるんでしょうか。
 しかし…
アメリカではさっそく「フラッシュフォワード」の視聴率が急降下している模様。評価はわりといいので、ぜひ生き延びてもらいたいもんです。

地球外生命体:地球外文明キャッチ?膨らむ期待 国内31カ所で観測実験 /高知
データ解析に1カ月かかるらしい。結果教えてね。

遺伝子操作で知能向上、人への適用は?
もろ「アルジャーノンに花束を」。
>過剰な記憶力は大きな負担になる可能性があり、悪夢にすらなり得るという
やっば脳のトータルバランスの向上が大事ってことでしょうか。

映画『スター・トレック』の続編はどういう方向性でいく?
「カーン、タイムトラベル、クリンゴン、エイリアン・オブジェクト、ウィリアム・シャトナー、クロスオーバー、ハリー・マッド」。ハリー・マッドに一票w

リドリー・スコットがボードゲーム「モノポリー」を題材にした映画に参加?
ニューヨークに住む主人公が「モノポリー」の世界に入ってしまう話らしい。リドリー・スコットの作風に合うのだろうか…。

NASA、衝突実験により月面から水を検出
お、これはビッグニュースかも!

10.11.09

画面見て心掴まれた3Dゲーム

インディーズのゲームには、画面を一目見ただけで、思いっきり引きつけられるものが時たまある。

今日見つけた『Proun』もそのひとつ。


障害物に当たらないようクルクル回りながら、ケーブルを伝っていく。
ステージの作り方によっては、けっこうトリップできそう。
球体のトンネルをくぐっていくところなんかイイと思いません?
今年の終わりにできるそうです。PC向け。

8.11.09

作劇上は便利だが曖昧なテクノロジー

Sci-Fiの映像作品を作るにあたり、設定上あると都合がいいけれど、実体はよくわからないテクノロジー3点。

生命反応
宇宙船が初めて惑星を訪れるとき、あるいは漂流船を見つけたときに、クルーが「生命反応はありません」などと言うシーンを見かける。しかし、何をもって生命の存在する徴候としているのか?

7.11.09

ラッシュ博士は悪人なのか?- 『Stargate Universe』

ひと月ほど前に、ドラマ『Stargate Universe』のラッシュ博士が気になるという話を書いた。あのキャラが気になる人はやはり他にもいたようで、SCI FI Wireが「ラッシュ博士は悪人か?それとも誤解されてるだけ?」という記事を載せている。

Maybe not evil like Darth Vader or the Master, but evil like Battlestar Galactica's Gaius Baltar or Lost's Ben.
「ダース・ベイダーほどではないかもしれないが、『バトルスター・ギャラクティカ』のガイアス・バルターや、『LOST』のベンくらいには悪人かも」

ただ、バルターもベンもあくまで脇役なのに対し、ラッシュ博士は主役ポジション。これで本来冒険活劇ものの連続ドラマをどういう風に展開するのか、とても興味がある。

このまま、ラッシュ博士の曖昧な立ち位置を維持したまま突っ走ってくれたら言うことないのだが、従来のスターゲイトファンはどう思うんだろう。

今週のSci-Fiニュース

引っ越しで忙しかったので、ちょい古いネタもありますがご容赦を。

「人工冬眠」が実現すれば寿命200歳の“究極の体”になる?
>冬眠中の動物は致死量の放射線にさらされても平気で、ウイルスやガンへの抵抗力も極端に強くなる
>冬眠するには先に“冬眠できる体”になる必要があるんです。このメカニズムを解明しているうちに、“眠らない冬眠”があることが分かりました
そういえば、『2001年宇宙の旅』のヘイウッド・フロイド博士って、小説シリーズの中で何度か人工冬眠をやっていたおかげで若返りしたという設定だったんだっけ(誰か違ってたら教えて)。

ドリームワークスの3D実写版「攻殻機動隊」で脚本家交代。素子役は誰?
栗山千明、シャーリーズ・セロン、マギー・Q、レナ・ヘディ、ミラ・ジョボビッチ。個人的にはレナ・ヘディ(サラ・コナー・クロニクルズのサラ役)がいいんだが、年齢がきついですかね…。

『トワイライト・ゾーン』(白黒オリジナル版)のドンデン返しエンディング14選
ネタばれ注意!

不遇だった『スタートレック:エンタープライズ』名作エピソード・トップ10
出来の良かったシーズン4に集中するかと思ったら、案外そうでもない。でも、変化球投げまくりの「暗黒の地球帝国、パート1/2」が1位になるところを見ると、やっぱこのシリーズ、直球の回はきつかったのかなー。

『Mass Effect』のインターフェースはココがまずい・パート1
最近ではベストのSci-Fi RPGなんだが、たしかに妙に遊びにくいソフト。ここまでちゃんと問題点を指摘した人はいなかったのでは。

細菌の突然変異が有人宇宙飛行の障壁に
これ読んでハヤカワ文庫の『火星縦断』という小説を思い出した。火星探検が水虫のために失敗するというエピソードが入ってる。

中国大陸に陣取る巨大スモッグの映像
1週間も居座っていたらしい。

6.11.09

水野久美の笑顔にやられた! - 東宝特撮総進撃

「東宝特撮総進撃」という本が書店で平積みになっているのを見かけて買った。

東宝特撮は必ずしもストライクゾーンではないのだけれど、父親と一緒に見た昭和ゴジラ映画や「惑星大戦争」、平成に入ってからのゴジラVSシリーズは懐かしく思い出す。

豊富な写真に濃い紹介文、インタビューなどごっそり詰め込んで1680円と、なかなかお買い得。個人的に一番面白かったのは、ギンティ小林氏の書いた『ゴジラ対メガロ』の文。ジェット・ジャガーへの愛に満ちあふれています。

しかし、僕が購入に踏み切った直接のきっかけは、 「SF・ファンタジー/活劇」の章扉(141ページ)に載っていた、『妖星ゴラス』の写真。タイプライターを打ちながら、カメラに向かってニッコリ微笑みかける水野久美の何と美しいこと!

宇宙船も宇宙人もロボットもいないのに、これがSci-Fiだ!と思わせる魅惑的なオーラを放っている。この写真だけでも本書を買う価値あり。

5.11.09

引っ越しが終わり

10月末におこなった引っ越しは思いのほか大変な作業で、終わったあともしばらく放心状態が続いていた。

12年住んでいた部屋なので、いらん物を捨てても捨てても、その向こうから新たな不要物が出現する。「よくこんな物を後生大事にとっておいたもんだ」と、半ば自己嫌悪に近い思いに浸ることもしばしばだった。

600冊の本をBook Offに売った(買い取り総額は2万6000円なり)。
洋書は買い取ってくれないので、ごそっと資源ごみに。結局のところ、合わせて千冊以上の本を処分したはず。

どうしても残したい本と、不要な本を選り分けるのは、そのまま自分を見つめ直す作業になっていたと思う。

引っ越し終了後、今度は実家でも、子供時代に描いた絵や作文を整理することに。明らかに当時の東映特撮ヒーローや、小松崎茂の絵に影響を受けたと思われる絵がどっさり。宇宙船やロボット、ヒーローがてんこ盛り。

そんななか、小学3年生のときに書いた作文の束をぱらぱらとめくっていたら、ある一文が目にとまった。

“ぼくはSFが好きです”

この頃から言ってたのか。簡素な文だが、まるで過去の自分から「お前は元々こういう人間なのだよ」と諭されたような気がした。

というわけで、ブログ続けます。

21.10.09

油断できないアンドロメダ銀河

ぼーっとネットサーフィンしていたら、アンドロメダ銀河のハイレゾ画像に出くわして、ぼーっと見入ってしまった。


Image Credit: NASA/Swift/Stefan Immler (GSFC) and Erin Grand (UMCP)

紫外線カメラで撮った写真だそうだが、こうしてディテールをつぶさに見ると、天の川銀河とはかなり異質なのがよくわかる。

Sci If Wireは、アンドロメダにちなんだSci-Fiネタを披露してる。このうち、『スタートレック』の「宇宙300年の旅」に出てきたケルバ人は、僕もアンドロメダ銀河を見るたびに連想するが、映画『ゼイリブ』の異星人もここの出身だったとは。

写真だけでもかなり異質な感じするからなー 油断できないぞこれは(笑)

18.10.09

『ギャラクティカ』のドッグファイトを思わせる宇宙コンバットシム

2年くらい前から、大手メーカーのゲームよりも、独立系開発会社(インディーズ)のゲームのほうに食指が動くようになってきた。

最近気になっているのがこれ。イタリアのゲーム開発集団が作っているらしい。


この宇宙戦闘シーン、まるで『バトルスター・ギャラクティカ』に出てくる戦闘機バイパーのドッグファイトみたい。すばらしい。動画を見たところ、視点は3モードあるようだが、ぜひコックピット視点でプレイしてみたいものだ。

公式サイトには、ゲームに登場する宇宙船のCGモデルも掲載されている。これもなかなかセンスいい。宇宙を舞台にしたゲームは、やっぱ宇宙船のデザインが命。

そういえば、スペースコンバットシムがあまり市場に出回らなくなってどれくらいたつのだろう。今FPSに投入されているような技術を用いれば、もっとすごいことができると思うんだけど。

それにしても、『Naumachia: Space Warfare』というタイトルは頭に残りにくい。「ノー抹茶」と覚えておくか。

人望がカケラもない主役が気になる - 『Stargate Universe』

実をいうと、スタートレックは超好きなのだが、スターゲイトは昔からいまいちハマれない。理由はよくわからないが、もしかしたら元の映画や『スターゲイトSG1』に出てきた、エジプトのお面をかぶった人たちが原因かも。あれを見ると、なんか萎えてしまうのだ。

とはいえ、スターゲイトは10年以上も人気が続いている長寿シリーズなので、何がそんなにファンをひきつけるのか、前々から知りたいとは思っていた。でも、さすがに今からお話に追いつくのはきつそうだ。

・・・と、思っていたら、アメリカでこの秋から始まった新シリーズ『Stargate Universe』は、今までのシリーズをよく知らない人でも楽しめるように作られているとか。 しかも、宇宙船が主体になる話らしい。アメリカのドラマは宇宙船が出てきてなんぼ、と思っている私としては、一度はチェックしておかねばと思ったのだった。

事前にこのトレーラーを見たとき、宇宙船(名前は「デスティニー」という)のデザインはけっこう気に入っていた。
なんというか、アメリカのペーパーバック小説の表紙に出てきそうな・・・ディテール満載なんだけど、全体のフォルムはいまいちよくわからない感じがいい。



内容も第3話「Air, Part 3」まで見たが、今のところ、けっこう面白い。

ドラマの基本設定はとても単純で、スターゲイトを通って古代人の造った宇宙船に来てしまった地球人の団体さんが、故障だらけの宇宙船でさまよいながら、故郷の地球に戻ろうと奮闘する話。放送前から『スタートレック:ヴォイジャー』に似た設定だと指摘を受けていたようだが、実際見てみると、あまり気にならない。

だが、たしかにこれまでの人気Sci-Fiドラマのスタイルを踏襲しているとは思う。例えば、

・運命共同体となってしまった登場人物たちが、脱出不可能な状況下でサバイバルする。その過程で、登場人物ひとりひとりのバックグラウンドが小出しにされていく(このあたりは『LOST』っぽい。OPはタイトルがすっと出るのみで、本編が始まってから映画風にクレジットが表示されるのも似ている)
・登場人物どうしがけっこういがみ合ってる。宇宙船の船内は暗く、ひどく老朽化していて故障ばかり。空気や食料など、生き延びるための資源にもとぼしい(このあたりは『バトルスター・ギャラクティカ』っぽい)

・・・なので、新鮮味はそんなにないのだけれど、長寿シリーズのスターゲイトでこれをやったということに意味があるのかもしれない。

僕が面白いと思うのは、ラッシュ博士という、主役級キャラの設定。

普通こういうドラマだと、正義のヒーロー然とした人が主役になるものだが、本作のラッシュ博士は頭がいいとはいえ、自分勝手で人望はまるでない。

かといって、『Dr.House』『ボストン・リーガル』の主役たちみたいに、アクの強さで周囲を圧倒するわけでもない。むしろ、みんなに睨まれたり、軍人にポカスカ殴られたり銃でおどされたりと、立場的にはかなり弱い。

では、視聴者の同情を誘っているのかというと、そうでもなさそう。そもそも、登場人物たちが宇宙船で放浪する羽目になったのは、この人のせいといっていいので、みんなが悪感情を抱くのはしかたないなと思ってしまう。

だが、危険な状況に陥ったとき、博士が言うことはおそらく正しい。だから、大多数の人は渋々ついていく。

こんな人を中心にすえて、いったいどんなドラマを展開する気なのだろう。非常に気になっている。

ちなみに、このラッシュ博士を演じているのは、スコットランド出身の俳優ロバート・カーライル。『フル・モンティ』や『トレインスポッティング』などで有名な人で、最近は『24 リデンプション』でジャック・バウアーの旧友役を演じたのが記憶に新しい。

あと、ルー・ダイヤモンド・フィリップスや、『ER』のミン・ナもレギュラー陣に加わっているのだけれど、まだ、どんなキャラなのかはよくわからない。おそらく、これからおいおい明らかになっていくのだろうけれど。

16.10.09

今週のSci-Fiなニュース

今週のニュースで記憶に残っているのを、ささっと挙げておきます。

小泉元首相がウルトラマンキングで声優
悪役ウルトラマンに、セブンの息子、アスカ隊員の再登場ときて、極めつけはこれ。
小泉政権のときの自分にこのニュースを見せてやりたい(笑)。
この映画、話題作りは完ぺきですね。お客さん集まりそうだ。

真田広之「LOSTシーズン6」に出演
最終シーズンに出演するというのがポイントか。謎解きにどれだけからむのだろう。

ピーター・グレーブスが『Mission Impossible 4』の出演にノリ気
「おはようフェルプス君」の、あの銀髪のフェルプス君をオリジナルのTV版で演じていた俳優です。
ジョン・ボイトが演じた
フェルプスは、映画であーなってしまったわけだが。
でも、実現するんだったら、やっぱりTV版そのままのフェルプス役で出てほしい。
「フェルプスにはクローンがいた」・・・って、ダメかなやっぱり。
ちなみにこれにからんで、レナード・ニモイのパリスも映画に出てほしいという要望が。
それから、知らなかったんだけど、J.J.エイブラムズは『M:I:III』のときにローラン・ハンド役のマーティン・ランドーに出演のオファーをしていたらしい。

土星に超巨大なリング=太陽系惑星で最大規模-米宇宙望遠鏡の観測で発見
地球から肉眼で見えるとしたら、満月2つ分の幅になるとな。
これが想像図だって↓

Image credit: NASA/JPL-Caltech/Keck

恐竜の種の3分の1は実在しなかった?
若い恐竜の化石の多くが、個別の種であると誤認されていたかもしれないそうな。
恐竜は成長するにつれて、見た目が劇的に変化していたらしい。


ブラックホールで核攻撃!? 天才物理学博士、緊急逮捕で衝撃自白中
あの大型ハドロン衝突型加速器にも関わっていた物理学者だと知って仰天。
ドラマや映画に出てきそうな話です。

太陽系外縁部に謎の“リボン”を発見
リボンといえば、スタートレック映画7作目『ジェネレーションズ』を思い出す。
あっちは破壊力抜群だったが、こっちは肉眼で見えないし、機体や人体にも影響ないんだと。

15.10.09

スタートします

思うところあって、ブログを始めることにする。

無精で飽きっぽい性格なので、長く続けるために、自分にとって等身大のテーマはなにか考えてみた。
自分からいろんなものをはぎ取った後に、一体なにが残るのか。
自分が3日間ぶっ通しで語り続けられるテーマはなにか。

いろいろ考えたすえ、それはやっぱりSci-Fiだろうという結論に。

というわけで、このブログでは、テレビや映画、小説、ゲーム、そして生活の中で、日々遭遇するSci-Fiを取り扱っていきたいと思う。

Template by - Abdul Munir | Daya Earth Blogger Template